ワインの知識・ワイン辞典

ネゴシアン・エルヴール・negociant-eleveur

ネゴシアンとは酒商のことです。ネゴシアンは生産者から葡萄やワインを買って、自分でワインをつくる或いは自分のセラーで熟成させて瓶詰・販売するワイン商です。そのワインのラベルには右記のnegociant-eleveurとともにネゴシアン名が記されます。

対極にあるのが『ドメーヌ』・『シャトー』、いわば生産者元詰めのワインです。

歴史的に見ると生産者元詰めワインが広く流通するようになったのは、ついこの半世紀くらいです。もともとフランス革命以前から流通を支配していたネゴシアンは、ワイン販売の初源的形態といえます。

しかし、高級品・安全嗜好が強まる昨今は元詰めワインが優勢となっています。ただし醸造設備を持たない葡萄農家にとっては依然重要な販売先であり、元詰め生産者にとっても販売安定の安全弁になっています。

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