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ワインの知識・ワイン辞典

 ソムリエ試験・会場の様子

2006年、店主の岡本利秋が晴れてソムリエ試験に合格(合格のコメントはこちら)!皆様から合格の祝福を頂き、ありがとうございました。「試験はどんな様子だった?」と多くの方に聞かれたので、このページでは、ソムリエ試験会場の様子や試験問題を報告します。


一次試験は8月28日に品川プリンスで行われました。会場は広く、800名〜1000名近く受験者がいました。受験者の中で確実に私より年長の方は3名ほど確認しました(むこうも同じように思っていたりして)。あとひときわ目をひいたのがセレブみたいな感じの女性集団でした。明らかにギャルソンではなく、かといって水商売ではない感じの通常あまり見かけないタイプの女性達です(二次試験でわかるのですが)。

試験自体はマークシート方式なので比較的楽でした。原語を書く訳ではないのでだいたい覚えておけばわからなくても消去法でどうにかわかる程度です。但し範囲がかなり広いので時間がかかる勉強となります。現役の学生ならまだしも脳細胞がかなり破壊されている小生にとっては忍耐が要りました。100点満点を目指さず80点位をめどに勉強しました。

二次試験は約1ヶ月後に同じ会場で行われました。まず口頭試問が15問です。テープが流れ試験開始です。問題は難しくはないのですが、テープの終了とともに試験も終了となります。あとで見直しは出来ないので一瞬ヒヤッとしました。引き続き4種類(ワイン3種と他1種)のブラインドテイスティングです。これもマークシートの選択肢から遊ぶものなので丸っきりのブラインドとは違います。ソムリエ協会の予算上からバカ高く古いものは出題されませんので大体スタンダードなものが中心となります。カリフォルニアのシャルドネとフランスのクローズエルミタージュはすぐわかりましたが、あと1問見当がつきませんでした。色調は異常に黒いのですが粘性、アルコール、酸が少なく今まで飲んだことのない赤ワインでした。

さて、もう1問のワイン以外のものがまたくせものでした。前の席から順番にサービスされてくると無色の液体がグラスに入っているようです。あっ来た来たあの香り。テキーラ、いや焼酎じゃありませんか。それもかなり強烈に匂うやつです。香りだけならイモ焼酎です。ワインのテイスティングをしながらあの匂いをかがされるのはほとんど拷問に近い。おもわず受験票でふたをしてしまいました。香りの印象はイモ焼酎なのですが独特のあまみがなく、かといって泡盛ほどのクセはないので玖磨焼酎を答えに選びました。麦焼酎はいいちこや二階堂のイメージがあったので一番最初に除外しました。でも答えはなんと麦焼酎でした。しかも壱岐島で昔ながらの手法でつくられたクラシックなタイプのものでした。あとわからなかった赤ワインは国産のメルロでした。こんなのどっちも飲んだことないから全くわからなかったです。結構ショックをうけたまま、昼食をはさんで実技試験です。

受験者は制服に着替えて待機します。ここで一次試験からの謎が解明!そーです。あの彼女たちはスッチーでした。1テーブルに6名座るところにだいたい1人はいました。あんなにいっぱいのスッチーを見たのは初めてでした。「流石スッチー、普段飛行機に乗っているだけあって、上昇志向が強い。」などと親父ギャグを考えながら1時間あまり待ちました。実技試験は2名一組となって試験官のソムリエにワインのデカンターサービスを行うものです。何度も練習したのでどうにかなるさと挑んだものの結果は散々、まずワインの提示で「19822.92年(どもりました)もののシャトーマルゴーでございます。」つまずくつまずく、一度つまずくと急に加速度を増し、とばすとばすサービスのポイントを!半ば放心状態で帰宅となりました。合格した気は全くありませんでした。「サービスは1日にしてならず。」と妙に感心、反省した次第でした。家内からは「さあまた来年来年。」と言われ娘からは「世の中そんなに甘くないよ!」と諭され打ちひしがれた小生を慰めてくれるのは何もわかっていない愛犬のじろ吉のみ。これは合格するまでやるしかないと覚悟をきめました。しかし、実際にはなんと一発合格。自分でもビックリでした。

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