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サヴアタチャ グラン レゼルバ モナストレル1988年
スペイン フミーリア 赤

スペインは本当に気候に恵まれていることを実感します。特にフミーリャ

は安定しているようです。１９８７年のスペインは夏が冷涼だったため多くを望めないヴィンテージでしたが１９８８年は暑い夏のため期待のできる収穫年でした。

１９８８ヴィンテージがどれだけ１９８７を凌いでいるかたのしむつもりでした。実際飲み比べると１９８７より確かに力はあるような気はしますが、かなり近いレベルなのです。２０年の熟成期間を経てもそれほどの差が感じられません。モナストレルという品種は２０年ほど熟成してその真価を発揮します。ただ若いうちは重くフラットでそのよさが分かりにくい品種です。熟成を経て、えも言われぬ柔らかさと奥行きを持つ比類なさがあらわれます。

それが２０年経て差がほとんどないなんて他の国のワインでは考えられない常識を超えた話です。１９８７ヴィンテージがあと残り数本ですので比べてみたい方は御早めにどうぞ。

>> サヴァタチャ　グラン　レゼルバ　モナストレル 1989