ル・カンボン 2007年 フランス ボジョレー 赤 マルセル・ラピエール 750ml
私、正直申しましてビオデナミって良く分かりません(笑)。 ただこのワインを飲んで感じたのは、農薬の使用量が少ないこととかなりの低収量でつくられていることです。 ワインに奥行きと抜けの良さがあります。くすみがなく明瞭さがあり、余韻の美しさがあります。これは低農薬でつくられたワインの証です。 味わいはガメイ種とは思えないチェリー、フランボアーズの明瞭でボリュームある果実味が圧倒的。 まるでピノ・ノアールです! ここで思い出したのが、マコンのアラン・グイヨのワインです。 香りのスタイルが良く似ています。同じガメイを使いながらピノ・ノアールのように香りなのです。 うーん! マルセル・ラピエールもアラン・グイヨもビオデナミのワイン生産者ですから、このガメイとは思えないチェリーの香りはビオデナミの賜? ビオデナミってマジック? よーく考えますと、濃いガメイのワインってあまり経験していませんが(薄いボジョレーばかり飲んでますから)、たしかにピノ・ノアールのようなチェリーのニュアンスがあります。もともとガメイとピノ・ノアールはDNAレベルだとかなりの近親性がありますから、濃くつくったガメイがピノ・ノアールに似ることは不思議ではありません。(クラシックなクリュ・ボジョレーではたまにあたることがあります。) また、このワインもアラン・グイヨのワインも共通して、抜栓後の変化がとても早いのです。これはガメイ種の熟成の早い品種特性によるものです。(まあ、欠点といえば欠点なのですが。) うーん。 そうするとマジックではなく、低農薬で丁寧に低収量でつくられた素晴らしいガメイのワインだと言うべきですね。 ともあれ目から鱗のワインです(笑)。経験値上がること間違いなしです。 ・2700円 / 税込 |
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