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ELISA

『 ロザンナ 』エクストラ ・ブリュット  ロゼ  メトド ・クラッシコ エットーレ・ジェルマーノ

販売価格(税込):
4,715
ポイント: 0 Pt
関連カテゴリ:
イタリア赤・ロゼ
その他の発泡性ワイン
イタリア ピエモンテ 発泡性 ロゼ ヴィーノ・スプマンテ・ディ・カリテ・ロサードアル 750ml

バローロのネッビオーロを使って作られるスプマンテです。ダルビッシュ有選手のスライダー並みの変化球かと(笑)?

私、家内、Kさんのいつものメンバーで事前試飲しました(笑)。

家内「これアルタ・ランガD.O.C.G.ではなくてスプマンテ表記になります。」

私「ここの家のアルタ・ランガはそれ用の標高の高い畑で作ってますが、コレはバローロの畑のネッビオーロです(笑)。」

Kさん「アルタ・ランガにはネッビオーロのロゼなんて規格がないんだよ。きっと(笑)。」

私「ネッビオーロのロゼなんて初めて飲むし、ましてやメソッド・クラッシコのロゼなんて見たことがない(笑)。」

家内「色が淡いですね。ブラッシュ・ワインみたい(笑)。」

Kさん「色を付ける意識が無いんじゃないのかな(笑)。ネッビオーロだから嫌でも色が付く(笑)。ブラン・ドゥ・ノワールだよね。」

家内「泡立ちが良いから、泡がほんのりピンクでたまらない美しさ(笑)。18ヶ月以上の瓶熟成期間を感じるほど(笑)。」

Kさん「泡立ちはかなりのレベル。でもトースト香はほんのりしか感じない。きっと無理に熟成期間を伸ばすことを嫌ってますね(笑)。」

私「う~ん。この弾ける赤い果実は凄い(笑)!チェリー、小粒の赤い果実がみっちり。でも品が良い不思議(笑)。」

家内「アセロラやフランボワーズ…、ちょっと苦味のあるスグリ。」

Kさん「凄くアロマチックなんだけど、品格がある。旨味とのバランスが良い(笑)。

まさにネッビオーロなんだよねぇ(笑)。」

家内「雑味がないんですよね(笑)。ブラン・ドゥ・ノワールらしい重厚さも感じる。果実味がたっぷりの旨味と結び付いている(笑)。」

私「エキストラ・ドライで仕上げる意味を感じますよね(笑)。もともとのレベルの高さを感じる。あとから甘さを加える必要がない。」

Kさん「口の中での広がりと飲み干した後の余韻が素晴らしい!恍惚としてしまいます(笑)。ロゼ・シャンパンとは違う別のジャンル。気品がある。」

私「裸のネッビオーロですね(笑)。しかも本来的な良さがある。コース料理をこれ1本で楽しみたい(笑)。」

家内「以前中部イタリアのアリアニコのスプマンテを飲みましたが、酸がなくてダメ(笑)。コレは酸がしっかりあり冷涼な産地のワインのよう(笑)。」

その後数日に亘りティスティング(笑)。

私「香りが消えない(笑)。」

家内「泡も強い(笑)。2日経ってるとは思えないね。ワインとしての衰えも感じない。」

私「チェリーっぽさが増している。なんか力も増してる(笑)?サクランボの王様 甘果桜桃の王様 佐藤錦の香り。」

さらに3日後


私「フランボワーズやスグリ、プラムなどの香りがチェリーの香りに収斂されるみたい。チェリーの香りがリキュールのように力強い。こんなことになるとは!ペリエ・ジュエル ベル・エポックのロゼも香りの持ちが良かった。あれはストロベリーの香りでしたが、これはチェリー。でも彷彿とさせますね(笑)。」

ネッビオーロの香りって割りとご存じない方が多いかと。

それもそのはず、香りがほぐれるまでに20年近くかかります。バローロを飲んでその偉容に感動した方は多いと思いますが、その果実味を明解に説明出来る方は案外少ないのがこの理由によります(笑)。


セッラルンガ・ダルバ村。すり鉢状の斜面の畑は選ばれし地。土壌は最良のわずかに砂の層が混じる石灰質泥灰土。ワイナリー周辺の標高300~400mの南東、南西向きの畑にはネッビオーロが植えられます。

そんなバローロのネッビオーロのなかで樹齢15年ほどの若木は樹勢が強く多く房がなるため9月上旬に間引きされます。このワインは間引きされたバローロ用のネッビオーロ100%で作られます(映像参照)。この時葡萄はもう色づいており、アルコール分は11%に達しているようです。7月頃のいわゆるグリーン・ハーベストとは違い、葡萄の房がより均一に色づくように行うとか。ネッビオーロは晩熟成の品種で収穫は通常10月、場合によっては11月にかかることもあります。長いハンギング・タイムにより、果皮から多量のタンニンと芳香を引き出す必要があります。

間引いたブドウを傷めないように小さなプラスチック製のかごに入れ、素早くセラーへ搬入。房ごと軽く圧搾し、ステンレスタンクでごく短時間の低温浸漬を行い、色を抽出。ほとんど直接圧搾法に近く(笑)、色は明るいサーモンピンク。ちょっとブラッシュ・ワインに近い。最も上質なマスト“モスト・フィオーレ”のみを贅沢に使用。いわゆるフリー・ラン・ジュースですね。然るに旨味たっぷり。あと収穫の早い分リンゴ酸を多く残しますが、未熟果や不健康な葡萄は入っておらず極めてクリーン。ダメな葡萄を間引いたのでないことは明白(笑)。

ステンレスタンクで一次発酵。4月にブレンドして瓶詰め、伝統的な瓶内2次発酵。シュール・リーで18ヶ月間熟成させ、2022年の4月に口抜き後、ごくわずかのリキュール添加、打栓して最後に2ヶ月間、仕上げの熟成をしてから出荷。



以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)

ジェルマーノ家は、バローロでは最もタニックで長寿型のワインが出来る、セッラルンガのクリュとして有名なチェレッタに150年前から土地を所有している。

曾祖父フランチェスコ、祖父アルベルトはブドウ栽培を行い、また少量のワイン造りを行っていたが、当時はブドウの販売を主に行っていた。

アルベルトの息子のエットレは父親の仕事と接ぎ木師としての技術を引き継ぎ、同時に1950年代からブドウ畑を植え替え、1haあたり4,000本を下回らないように密植し、Dolcetto , Barbera、Nebbioloなどの土着品種を植樹した。

1993年から実質的に自社瓶詰め・販売を行うようになり、外部からのコンサルタントなしで栽培から醸造にいたるまで全てを管理、自分たちの畑が持つ素晴らしいテロワールを表現したワインづくりを行っている。またネッビオーロのクローンを考慮し、バリックを使いながらもトノーや大樽を併用。伝統的なスタイルを保ちつつ、最新技術も取り入れたワイン造りを行っている(インポーターさん資料より)現在当主は4代目セルジオさん。エットーレの息子さん。彼の代で完全な元詰めワイナリーとなりました。

ちなみにキュヴェ名『ロザンナ』はセルジオのお母さん エットーレの奥さんの名。いつの時代も母は強し(笑)。
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