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フランス 白 ボルドー グラーブA.C. 750ml スクリュー・キャップ

久しぶりのシャントグリーヴの入荷です。しかもかなり安い(笑)。

このワイン、ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%のセパージュ。ステンレス・タンクで低温醗酵し、シュール・リーの状態で9ヶ月間の熟成後瓶詰めされます。

基本フレッシュ&フルーティーで厚みがあり、由緒正しい実直なワインとして評価されています。ボルドーでは珍しいお買得白ワインとして有名です。

マスキューでも家内共々大好きなシャトーとして取り扱っておりましたが、価格高騰の昨今2000円を越えるようになり、扱いを諦めたワインでもあります(笑)。

ところがリーズナブルな価格のシャントグリーヴの入荷!

しかし、ヴィンテージが難しい2007年。早飲みのシャントグリーヴにしては古いヴィンテージ。

ここで怯むのはアマチュア(笑)。

えいっとばかり取り合えず1ケースとり、早速ティスティングです。

色はかなり濃く黄金色。ソーテルヌに近い(笑)。飲むとしっかりした酸、時間の経過と共に粘性が増しバランスが取れます。セミヨンの存在感がありますね。翌日にはリンゴ酸系の果実味が複雑さを増し、素晴らしいハーモニー。

2007年は夏場に湿気が高くベト病が発生し、収穫が少ない作柄の年でした。ただし、ベト病と戦い続けた生産者のワインは少ない量ながら素晴らしいワインを造っています。

シャントグリーヴは上手く戦い抜いたようですね(笑)。水っぽさはなく、凝縮した緻密さがあります。また、無理な遅摘みもしていませんから自然ないつものスタイルです。

ただし、これには理由があります。シャントグリーヴは葡萄畑が92ヘクタールと大規模。通常これだけ広いとベト病と戦い抜けません。

何故?

実は白ワインの畑は30ヘクタールと全体からすれば1/3弱、しかも赤と白は生育期間がずれますから、作業に当てられる人数が
赤ワインより多くなります。恐らく2007年のシャントグリーヴは白の方が良かったはず。

こんなところで期待を持ってマスキューは飛びついた訳です(笑)。

コストパフォーマンスに優れたボルドーの白ワイン、久しぶりの登場なのです!