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GHIRN

『レ・ギャーレ』ビアンコ 2017年 ロ・ゼルボーネ 

販売価格(税込):
1,995
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関連カテゴリ:
イタリア白
イタリア ピエモンテ ヴィーノ・ビアンコ 白 750ml

いつもながら表のラベルにヴィンテージ記載はございません(笑)。バック・ラベルをよーく見ると2016が消され、手書きで2017とあります。頓着ないんですね(笑)。

ところで味わい。まず甘い!甘さが目立ちます。SO2の添加はありませんから、理解出来ません(笑)。色もさほどオレンジっぽくはない。全体のパワーはいつも通り(笑)。ビオ臭や酸化臭は2016年より控え目。香りはスパイシーなターメリックや青い野菜のニュアンスが先にたち、コルテーゼの巨大な果実感は後からゆっくり(笑)。凄いには凄い(笑)。

う~ん。

インポーターさんに問い合わせました。

私「レ・ギャーレ2017年飲んだのですが、残糖感があります。残糖分はどのくらいですか?」
インポーターさん「残糖分は1L中12gあります。」
私「SO2が無添加だと残糖分が再発酵するはずですが、ワインは落ち着いています。何故ですか?」

インポーターさん「実は2017年は生産量が少ない上に夏場が暑く葡萄が過熟したようです。このためアルコール発酵終盤で発酵酵母がスタックしたため、同じコルテーゼ果汁を加えて発酵を安定させたようです。」

私「へえー、そんなやり方あるんですか?SO2を入れなくても安定するんだ。」

インポーターさん「はい。ビオロジックの技法と仰ってました。」

私「今風の裏技で発酵終了後に濃縮果汁を入れて果実味をデフォルメすることは聞いたことがありますが。安定させるために果汁添加するんですね。しかも味わいは不自然じゃないんですよね。いつものような爆発的なパワーとの折り合いが取れているんですよね。不思議。」

インポーターさん「セオリーでは信じられませんが、残糖分が有っても安定するようです。」

またまたワインの知識・経験値が上がったような気がします(笑)。



以下2016年の記述

ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。
 
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。収穫量もすべてのキュヴェが1本の葡萄樹からワイン1本以下で
あることは想像にかたくありません。


この白ワインはコルテーゼ100%で造られます。ピエモンテを代表する白ワイン、ガヴィの品種です。手摘みで収穫し撰果後すぐプレス。2週間10℃で果皮浸漬したのち、15℃で天然酵母により6日間のアルコール発酵をおこないます。その後ステンレス・タンクで9ヶ月熟成して瓶詰め。この間マロラクティック発酵は自然と行われているようです。
まず、色にビックリ(笑)。オレンジです(笑)。SO 2 使ってませんね。調べると残留SO 2 は19mg / L 。
香りは驚くほどの濃密さ。わずかにシェリーのような酸化臭はありますが、濃厚さにより気になりません。
桃というよりネクタリンの巨大な果実味は圧倒的と言うべき複雑さ。腐葉土、ミントやセージ等のハーブ、スパイス、洋梨、レモン、グレープフレーツ、蜂蜜。口中に含むと膨らみは柔らかく強烈。いつまでも続く余韻。経験したことのない味わいです。
スタンダードを越えた驚きと感動があり、それが飲み手の喜びになるワインです。ただあまりの凄さに理解が及ばないこともありうるかも(笑)?飲み手次第かな(笑)?
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。

この商品に対するお客様の声

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  • こんなワインもあるんですね。

    2016/09/27 投稿者:sept おすすめレベル:★★★

    開栓直後は生ハムの薫り。ややあって、ジャスミンの香りになり、口に含めばナツメグ。
    ものすごい個性。
    堂々たるワインです。
    なんだか、料理を飲んでいるようです。
    熟したリンゴ、ハチミツ、過熟したメロンのようなちょっとアブナい感じの香りまで隠れていたり、追いきれないほどの多種多様な香りが入り乱れます。さっきまで別々だった香り同士がくっ付いて別な香りになったり、香味の交錯する様を追って飲んでいくと・・・標示のアルコール度数以上に酔います(本当に13%なんでしょうか?)。
    好き嫌いはハッキリ分かれると思いますが、すごいワインだと思います。
    こんなワインもあるんですね。

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