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NOIR
『ネイール』2007年 ロ・ゼルボーネ
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イタリア赤・ロゼ
イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ディ・オヴァダ・スペリオーレD.O.C. 750ml
ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。年間生産量は20,000本ほど。1ヘクタールあたり5000本前後植樹しているようですから、1本の葡萄樹から出来上がるワインは1本強。それでこの濃密な味わい(笑)。イタリアの産地としての優位性を感じますね(笑)。
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵・熟成にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、熟成前後(恐らく)に最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。
このワイン、(恐らく特別な区画の)ドルチェット100%で造られています。
インポーターさんの資料によると『遅摘みぶどうと長期熟成が醸し出す重厚な味わい。 手摘収穫した完熟ぶどうを28~30℃で30日かけてゆっくりと自然発酵。その後一部バリックと大樽、一部ステンレスタンクで3年以上熟成後、濾過をせずに瓶詰め。』
飲んだ印象は、全房発酵させたかのような強さ・大きさ・生命力を感じるもの。
10年を越えてようやく最初の飲み頃に入ってきたところですね(笑)。これってかなり凄いこと。全体のポテンシャルの高さ正銘さは圧巻。リキュールっぽさを身にまとい隙間の無い液体の織り成す複雑で重厚な姿。果実味の芯がプラムだけでなくラズベリー、チェリー、イチジク等の熟したベリー等、それらに紅茶や腐葉土の土臭いニュアンスが相まい、無理の無い折り合いの良さ。いかにもゼルボーネらしい野趣ある味わい。ただしドルチェットの本来のフレンドリーさは愛嬌かな(笑)?高貴じゃないけれど、渾身のワイン。イタリアワインの優位性を実感します。しかもスぺリオーレを名乗るべき最上級品なのでしょうね。
ゼルボーネ自体がキュヴェ名が多くよく解らないところがありますが(笑)、それは途上故かな?
まあ、特別なキュヴェであることは確かてす!