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ソーヴィニヨン・ブラン レゼルバ 2023年 ビーニャ・ファルレニア

販売価格(税込):
1,414
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チリ
チリ 白 エルキ・ヴァレー 750ml スクリュー・キャップ

ソーヴィニヨン・ブランと言えば爽快さ・清涼さがイメージされる白ワイン品種。でもですね(笑)、このワインは暖かみのあるソーヴィニヨン・ブランでございます(笑)。香りは強くはありませんが、桃やメロンなどの果実のような膨らみがある。青臭くはなく、スパイスを感じるような植物のニュアンス。真夏に冷して飲むより、冬場の鍋料理のお供としたら最適ですね(笑)。もしくはクリームやバター等を使った魚料理も守備範囲(笑)。
価格以上の厚み・旨味がありますし癖もありませんから、デイリーな和食にも気兼ねなく合わせられます。
こんなソーヴィニヨン・ブラン欲しかった(笑)。

皆さんエルキ・ヴァレーってご存知ですか(笑)?
チリ・ワインと言えばサンディエゴの南の広大なセントラル・ヴァレーで
沢山作られるカベルネやシャルドネをイメージしますよね(笑)。私がソムリエの資格を取得した16年ほど前はチリ・ワインは気候的には地中海性気候と教本には書いてありました。まあ、セントラル・ヴァレーは冬は寒すぎず夏は暑すぎない海洋性気候だとは思いましたが、地中海性で良いのかしら?と思っておりました(笑)。そもそも北半球のワイン産地は北回帰線の外側に集中しており、南回帰線の内側にも跨がりしかも南緯50度にも伺うチリの葡萄産地とは根本的に違うかと。さらに南極からの冷涼なフンボルト海流とアンデス山脈から吹き下ろす冷気のダブル冷却効果が低緯度での葡萄栽培を可能にする特殊な環境。地中海性というよりはチリ性気候と言うべきかと。まあ、気象学が判断することですか。

話を戻します(笑)。どんどん南北に広がるチリ・ワイン産地。その北端がエルキ・ヴァレーです。しかもここは標高の高い東側に登ることもできますから、バラエティーに富むテロワールが実現します。標高2,000を越す葡萄畑もございます(笑)。通例ヨーロッパではブドウ栽培は標高1,000mが限度とされていますから、
低標高から高標高まで葡萄栽培が出来るエルキ・ヴァレーの特殊なテロワールともなっております。


ワイナリーの創始者アルド・グラモラは12歳の時イタリアのトレンティーノからチリに移住。第二次世界対戦で戦況が悪化したイタリアから家族で避難移住したわけです。
そして1972年、アルド・グラモラは、結婚してエルキ・ヴァレーへ移住し、地元の蒸留酒ピスコ用の葡萄栽培を開始。チリではピスコ用にペドロ・ヒメネスやモスカテルを200年以上に亘り栽培している歴史があります。
その後故郷イタリアのトレンティーノでワインメーカーに勤めていた年下の従兄弟ジョルジョ・フレサッティが、1995年 観光で彼の元を訪れ、なんと僅か2時間でワイン造りを決意したとか(笑)。早速気候などの調査を開始したそうです(笑)。当時日の出の勢いのセントラル・ヴァレーとは違ったアプローチが彼の地で可能であることを見抜いたようです。慧眼ですね(笑)。そして1998年に、ビーニャ・ファレルニア設立。畑を耕し、葡萄を植え始める。ピスコ工場にタンクを2~3個増設し、ワイン造りを開始。そして2004年本格的なワイナリー建設。ピスコ造りは止め、クオリティとクオンティティ重視のワイン造りに特化。2009年 ジョルジョがワイン会社を辞め、チリに移住。オーナーとしてファレルニアに専念。ジョルジョは故郷から知識
、技術、情熱、そして資金をもたらしたのですね(笑)。今ではワイナリーとして所有する葡萄園は320haに加え長期契約した畑が100haの規模。セントラル・コーストの超大規模ワイナリーほどではありませんが、多様なテロワールを持つエレキ・ヴァレーに特化した戦略は世界的な評価を受けるユニークなワインを生産しています。


以下インポーターさん資料より。一部岡本補追。

『ティトンは所有する畑の中で一番低い場所ですが、海からの冷たい風が吹くため、一番涼しい気候となります。ソーヴィニヨン ブランの栽培で大切なことは、葉を使って葡萄を日焼けから守ることです。日焼けした葡萄は風味が落ちるため使いません。ファレルニアのソーヴィニヨン ブランは香りが極めて強く表れますが、それは醸造過程で抽出されるのではなく、葡萄そのものが強い風味を持っているからです。除梗、破砕します。12時間、コールド マセレーションさせてから、やさしく圧搾します。清澄後、ステンレスタンクで16~18度に保ちながら発酵させます。バトナージュしながら、澱と共に6ヶ月寝かせ、その後ブレンドして瓶詰めします。明るい黄色、イチジクやセージの強い香り、シトラスやメロンの風味、十分な酸
と長くフレッシュな余韻があり、非常に豊かな味わいです。』

「エルキ ヴァレーのパイオニア」・・チリワインの産地の中心は、サンディアゴから南に集中してあり、エルキ ヴァレーのような北でワイン造りをしている生産者はいませんでした。他のチリの生産者たちに、「あの二人のイタリア人は愚かだ」と非難されましたが、信念を貫き通しました。彼らがワイン造りを始めた事で、エルキ ヴァレーは、チリ最北端の新しいワイン産地としてワイン地図に記されることになりました。
「4ヶ所の畑がそれぞれ個性的」・・ワインの品質の90%は、適正な場所に葡萄を植え、適正な時期に収穫することにかかっていると考えています。
「ティトン」は、標高350mで海岸から近く海からの冷たい風のため、標高が最も低いにもかかわらず一番冷涼な畑です。また、年間200~220日も午前中に霧が出て、樹に湿度を与え、強すぎる日差しを遮るため、気温が5~7度下がります。その結果、成熟が遅くなります。「プクラロ(サン カルロ)」は、標高515mで、プクラロ湖(人口貯水池)から近く、ワイナリーのすぐ裏に面しています。ティトンよりも内陸にあるため、霧はほとんど発生せず、さらに乾燥しています。日中はとても暑いのですが、夜になると急激に気温が下がります。「ペドリスカル(ペドロガル)」は、標高650mです。整備に2年かけ、川の流れを変え、畑を造りました。土壌は、川石が多く砂質で、グラーヴやシャトーヌフ デュ パプに似ています。昼と夜の気温差
が激しく、カルムネールに最適です。「ホヮンタ」は、標高1700~2070m、面積は30haです。おそらく世界で最も高い場所にある葡萄畑のひとつです。日中は焼けるほど暑く、日が落ちると急に寒くなるという、寒暖差の激しい場所です。水源があり、1500年前インカ時代の石で造った水路を利用しています。
「設備は全てイタリア製で、区画ごとに醸造」・・160個のタンクと1,000個の樽を所有、ワイナリー設立当初からすべての区画ごとにタンクを分けて醸造しています。タンクやボトリングマシーンはイタリアから輸入したものを使っています。ステンレスタンクは、温度を同じに保つため、厚さが12cmもあるものを選んでいます。赤ワインの発酵タンクの上には2本のピストンが付いており、果帽をこのピストンで突き崩し、マストの中に沈めます。伝統的なポンピングオーバーよりも、マストに負担が少ない柔らかな抽出が可能となります。
「フランス製のフレンチオーク樽、アメリカンオーク樽」・・熟成用の樽は、フレンチオークもアメリカンオークも、フランスのタランソー社製を使っています。「フランスのメーカーによるアメリカンオークのほうがエレガント」とフレッサティは話しています。瓶詰め前のフィルターは、赤は1回のみ、白はマロラクティック発酵をさせないので二次発酵を避けるため、2回通します。
「ラベルは先住民族の絵」・・古代のインカ帝国がこの地に来る前に生息した先住民族ディアギータ族が陶器などに使用していたシンボルマークを入れています。地元の美術館で見つけ採用しました。エリアの歴史や文化を継承する意味でも大事なことと考えています。ワイナリーの名前は、約2000年前の古代ローマ時代に造られていたワイン「ファレルノ(Falerno)」に因んでいます。

<評価>
ヒュー ジョンソン&ジャンシス ロビンソン共著「世界のワイン」で、「ビーニャ ファレルニアはさらに北のエルキでも2000m以上の高度で上質のワインを生産できることを証明した」と記載。さらに、カルムネール レセルバが、「チリの最高級品のいくつか」として、アルマビーバやドン メルチョ等と並んでラベルが掲載。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で★★→★★★。初めてエルキ ヴァレーで商業用のワインを造った生産者で、今もなお先頭を行く。卓越したローヌのようなシラー、ハーブのようなソーヴィニヨン ブラン、珍しいペドロ ヒメネス」。
ヒュー・ジョンソンに逆らうようですが(笑)、個人的にはシラーよりカルムネールを押します(笑)。
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言わまい…、言わまい…、昔はこの価格でコスが買えたなんて(笑)。
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