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KAPIS
カピストゥラニ・ツルニ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 赤
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1,980
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その他
クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン 750ml
中央ヨーロッパ クロアチアのワインです。
生産するのはイロチュキ・ポドゥルミ。創業は1450年、ブルゴーニュやボルドーよりはるか前の1700年代から元詰めをしていたと言います。かつてのヨーロッパワイン生産の先端地だったのですね。
現在イロチュキ・ポドゥルミはクロアチアのワイン市場の30%を握る大企業アグロコル・グループに属します。
クロアチアは1992年に独立したばかりですから、葡萄栽培面積は全盛期の1/4程度まで縮小したようです。近代の相次ぐ争乱で疲弊したようです。全盛期はそこら中でワイン栽培が行われていたようです。
栽培は内陸の寒暖差の激しい冷涼な大陸部とアドリア海沿岸の温暖な沿岸部に別れます。
このワインは大陸部にある7つの指定地域の最東部にあるポドゥナウリェのイロク地区のものです。ドナウ川沿いの標高200m弱の沖積地に畑は広がります。畑は360ヘクタールを所有。しかも自根と言うから驚きです。19世紀のフィロキセラ禍を免れたようです。地質・気候的要因と新しい品種を植えなかったことが幸いしたようです。
ワインの格付けはいわゆる上級ワイン 「クヴァリテートノ・ヴィノ」(統制保証原産地産上級ワイン)で、バックラベルに書いてある「スーホ」とは辛口の意。「ヴィノゴリエ」は畑名だそうです。最後の「スリム」は地域とか。あとブランド名「カピストゥラニ・ツルニ」はクロアチアの聖人の名前のようです。
セパージュはフランコフカ(ブラウフレンキッシュ)70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。手摘み収穫後約26℃の低温で12日の醗酵。そして3000リットルのスラヴォニア・オークの大樽で12ヶ月の熟成。(醗酵も同じ樽でするそうです。)
味わいはビックリするほどのフルーティーさ!
基本的に重いワインではありませんが、密度感が素晴らしい。ベリーやチェリー、すももの溌剌とした味わいはまとまりが良くエレガント。ちょっとポルトゥギーザーとかガメイに似てるかも?いずれにせよ明瞭さと複雑さが両立している点凄い。また、白同様、旨味があり構造の良さとなっています。濃く凝縮した葡萄から無理に抽出しないクラシックな良さ。あと、樽香がしません。すべてを重合させ滑らかにするために樽を使っているようです。スラヴォニア・オーク樽の本家本元の使い方がこれなのですね。