ワインの桝久 - 横浜の酒屋/商品詳細ページ

フランス　ボルドー　ポイヤック　赤　750ml

フルール•デ•ペデスクロー2018年です。ボルドーポイヤックの第5級シャトー•ペデスクローのセカンドです。
なんでまた?と仰る向きもございましょう(笑)。実はラコスト-ボリー2020年が完売してしまいポイヤックのワインが無い。マスキューは一応ワイン専門店なのでポイヤックのワインが無いのはみっともない(笑)。かといって売る気のしない高級過ぎるものを並べるのは、ケチでへそ曲がりなマスキューとしては沽券にかかわる(笑)。そんなこんなで見つけました(笑)。

かつてパーカーに酷評され、その後売却が繰り返され低迷、最近ようやく結果が出始めたとか。我々もかつては『畑が分散してるから難しいのかな?』なんて思っておりました。
コレはいわゆるセカンドですが、ある意味ペデスクローとは別物。とは言えペデスクローの進化を測るには絶好。一度飲んでみたかったワインなのです(笑)。

ちょっと考察なのですが(笑)、シャトー•ペデスクロー2019年のセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン68%、メルロ22%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド3%となっております。そしてセカンドのフルール•デ•ペデスクロー2019年のセパージュはメルロー 67%、カベルネ・ソーヴィニヨン 27%、プティ・ヴェルド 6%
となっております。セパージュが違いますね(笑)。と言うことはセカンド的な別物と考えるべき。フルール•デ•ペデスクローは飲んでみるとメルロ味(笑)。ペデスクローの畑は4区画に分かれております。その中でカベルネ・ソーヴィニヨンに適した区画は多分ポンテ•カネやムートン寄りの区画かと。そのカベルネ・ソーヴィニヨンをメインに大事に作るのがファーストのペデスクローで他の区画のメルロをメインに作るのがフルール•デ•ペデスクローのようです(笑)。セカンドと言うより補完関係のキュヴェと理解した方がよいかと(笑)。
立派なペデスクローのシャトーの前の畑はおそらくメルロ。実際の核心のカベルネ・ソーヴィニヨンではないように思います。ペデスクローの苦悩と第5級シャトーとしてのプライドをちょっと垣間見る思いです(笑)。