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フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml

キュヴェ名はダイアモンド・ジュビレではなく正しくは『ディアマン・ジュビレ』。コルトン・シャルルマーニュに付く名前でしたよね。

英語でダイアモンド・ジュビレとは1897年にイギリスのヴィクトリア女王の治世60周年を祝った言葉だそうです。この時ルモワスネの創業者アルフレッド・ルモワスネが『特別なワイン名』として使ったのが始まり。由緒あるキュヴェ名なのです。

この『ディアマン・ジュビレ』中味はブルゴーニュの1級のみという贅沢さ!飲んだ印象はブルゴーニュでもサヴィニ・レ・ボーヌなどのコート・ド・ボーヌのワインのようです。ニュイと比べると酸がタイトで熟成にも時間を要してますね。明るいルビー色は活力の証。エッジはまだオレンジでマホガニーは入っていません。程良くしっかりしたボディーで、今まさに熟成一度目のピーク。ピノ・ノワール本来の華やかさが良く出ています。熟成して飲み頃になったビーズのワインに似てますね(笑)。何年か前にこの1997年を試飲したところやや心細かったので販売を見送った経緯があります。ただ先月試飲したところ、旨い!前に飲んだ時は停滞期だったのですね。15年以上かかってピークになるとは、今風の除梗した飲みやすいブルゴーニュでは到達しえない世界なのです。古酒になるまであと何年かかるやら(笑)。

あと特筆すべきは状態の良さ。出荷前に補酒、リコルクしてますね。澱もほとんどありませんから瓶も替えているかも?それともリコルク時に濾過をしっかりしてるのかしら?

まあ、何か秘密があったとしても問題のない旨さなのです(笑)。