イタリア マルケI.G.T. 赤 750ml
皆さん『チリエジョーロ』ご存知ですか?
イタリア、マルケ州などの中部イタリアにある廃れた葡萄品種です(失礼!)。『チリエジョーロ』はチリエージァ(さくらんぼ)に由来する名前で、大きな粒と薄い皮が特徴。もともとトスカーナが発祥でサンジョヴェーゼの補助品種ともなっているようです。ただ人気が衰退し、1990年時点の作付け面積は僅か5000ヘクタールしかないようです。今は2011年ですから、もっと減っているかも知れません。忘れさられそうな地場品種です。
造るチャレンジャーはヴィーニャ・ガリアルディ。ヴェルディッキオ・ディ・マテリカの名人。マスキューが惚れ込んだ『マッカニャーノ』の生産者です。
一年の木樽熟成を経てリリースされ、味わいは濃密!ネットリとした液体からブラックチェリーの砂糖浸けのような強烈な香りが漂います。アマレットや苔、キノコ、腐葉土などの香りの総量は衝撃的。ピノ・ノアール的ではありますが、品行が真逆です。
うーん。
こんなワインがあるのですね!
ワイルド・ピノ・ノアール??
トップノーズがあまり長続きしないのが欠点。変化も早そうです。
うーん。
品種特性によるものですか、かなり独特です。まあ、ガリアルディ渾身の野心作であることは間違いありません。液体自体の濃密さがすべてを物語っています。
じつはこのワイン、平均樹齢35年で1ヘクタールの畑から3000本しかつくられません。まだまだ商業ベースにはのっていませんね(笑)。
とことん尽力して造られたグレートワインですから、今後見守りたいワインなのです。
あっと驚くこと請け合いなんですが(笑)。
好奇心を刺激するワインです。
好みの別れるワインだと思いますが、見合う造りのワインであることは保証します(笑)。
彼の地でピノ・ノアール造りに腐心するより、遥かに健全で、心意気を感じてしまいます。