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スペイン ペネデス カヴァ発泡性　白　750m　

マスキュー定番のスペインの発泡性ワイン　カヴァ　1+1=3のラベルと言えば皆さんご存知(笑)。比較的軽いカヴァの多い中、しっかりとした濃度感のある良品として愛されています。
カヴァと言えば日本ではかなり馴染みのスペインの発泡性ワインですが、その大半は大メーカーによります。(日本でも黒いラベルのフレシネやコドルニュが有名ですね。)ただコストがかかるため小規模生産者が育ちにくい産業でもあります。

いきおい小規模生産者は大手カヴァメーカーに生産したワインやブドウを売るしかない状況です。

そんな中、カヴァの聖地ともいわれる生産地域ガルディオーラ・フォン‐ルビで、カヴァ最高品質のブドウを栽培することで有名なピニョル家は、現地ワイナリーの間で「幻のブドウ」といわれ高値で取り引きされていました。

彼のところは30ヘクタールの畑を所有する家族経営の生産者です。

ピニョルさんのブドウ栽培は除草剤や殺虫剤は一切使用しませんから、畑仕事にとてつもない労力が注がれます。休みなく一日4時間睡眠で働くそうです。

そして醸造にはフリーランの果汁しか使用しません。いわゆるプレス果汁を使わない徹底ぶり、濃さとクリアな味わいの原点なのです。

そんなピニョルさんとペネデスのトップワイナリー「カン・ラフォルス・デルス・カウス」のエステーベ家とのベンチャーがこの1+1=3なのです。

これはフル・ボディー・シャンパンを意識したもの(笑)。しかもドザージュ・ゼロのいわゆるブリュット・ナチュレでございます(笑)。
厳選した最良のチャレロ85%、シャルドネ15%のセパージュ。300Lのフレンチ・オークの新樽100%で発酵後バトナージュしながら6ヶ月熟成し、瓶内二次発酵熟成を24ヶ月。コテコテのフル・ボディー・シャンパンの方程式でございます(笑)。でもですね、樽香に負けない。折り合いも良い!
熟成感よりも豊かで鮮烈でフレッシュな果実味。それに伴う深みと広がり。白い花、リンゴ、桃、グレープフルーツ、ハチミツ、高貴なシャルドネが持つ果実味
が全面に出ます。ブリオッシュやナッツなどのニュアンスよりも果実味とフォンに近い液体自体の旨みを重視したスタイルです。

う～ん。

とことん尽力して作ったカヴァってこうなるんだ!
シャンパンもどきの高いカヴァではなく、カヴァとしての高見を目指したオリジナリティー溢れる素晴らしいものなのです(笑)。