フランス ローヌ 赤 750ml
傑作・お買い得のシャトーヌフが入荷しました!
シャトーヌフといえばピンからキリまで玉石混合のアペラシオン。トップクラスのスターは壮麗・ゴージャス、価格もかなりゴージャスになります(笑)。とはいえ、ボルドーやブルゴーニュのワインに比べるとまだ安いことから人気のアペラシオンとなっています。でも5000円ほどですと納得いくワインにはなかなか出会えないのも事実。お嘆きの貴兄も多いかと。
ありました!
シャトー・ファゲェロールのトップ・キュヴェ『アントナン』です。でも、誰も知らない(笑)。
このシャトー・ファゲェロールの当主ジョセフ・リヴォルティエが1974年に再興したドメーヌなのです。もともと14世紀の初頭からリヴォルティエ家が所有していましたが、フランス革命時にこの地を離れたそうです。ジョセフ・リヴォルティエはその子孫ということです。10ヘクタールの畑を購入して始まったドメーヌは今や30ヘクタール。息子のピエール、孫のローマンと3代がワイン造りに取り組んでいます。『アントナン』は曾祖父の名前とか。
肝心の味わいはまさにトップランナー。驚くべき力と豊かさ、信じられないレベルのタンニンとグリセリンの分量。まだまだ途方もない未来が予感されますが(20年くらいは大丈夫でしょう。)、ブラック・チェリーや赤や黒のベリー系の香りがチョコレートや香木などの香りと相まって、口の中はオーロラ状態(笑)。壮麗なるシャトーヌフなのです。とても、グルナッシュ100%とは思えません。超低収量の上、除梗と徹底的なセレクションにより、バランスが良く曇りや暗さが気にならないエレガンスがあります。
テクニカル・シートでは醗酵は1/3がオーク樽2/3がステンレス・タンクとあります。開放式でポンピング・オーバーしながら20〜30度Cと低めの温度で約4週間醗酵するようです。その後熟成は600リットルのオーク樽で9ヶ月。あまり無理な抽出や樽香に頼った造りではありませんね。この辺に飲みやすいエレガントさが由来しているようです。今風と言えます。
あと蛇足ながら、テクニカル・シートではアルコール分13.5%となってますが、ラベルには16%と明記されてます(笑)。アルコール醗酵の理論値の限界まで糖度が上がっていたはず。やはり温暖化の影響でしょうか?昔でしたらA.O.C.を名乗れないはず?法律も運用が緩くなったんですかね?でも、こんなモンスターワインが造られるとは想像しなかったに違いありませんね(笑)。
こんなワインに出会えるとは!
シャトーヌフ万歳!
蛇足ですが、ジャンシス・ロビンソンは20点満点中18.5。保守的なイギリスの評論家にしては高い評価です。おそらくグルナッシュ100%であることを割り引いてですから、そこら辺をあまり気にしないアメリカ人の某評論家だったら93〜5点は付けそうですね(笑)。でも価格の兼ね合いがありますから、それは無いかな?
>> フランスワインのラベルの見方